1984ー
知念大地
知念大地 1984年生 兵庫県豊岡市在住
04年「通行人が少しでも幸せになってほしい」との願いから大道芸人として路上に立ち始める。
街や人と向き合う中で、「唯、他者とともに在る」ことが失われつつある現代の危機を察知。
彼岸を含めた現在空間の一粒に「他者とともに」在る術を肉体内部に見い出だし、その活動を踊りへと移行した。
*
1984 生まれる
1995 小学校五年生。住んでいた団地の裏庭が一時期子どもたちのサッカーをする場所だったこと・Jリーグが開幕し華やかだったことも関係し、サッカーに明け暮れる日々が始まる。(1995-2003)
1998 中学校二年。臨時で入った社会科の松田先生が給食をロボットダンスで食べているのを見てそれが忘れられない。
2000 中学卒業一週間前、「このままでは後悔する」と思い、意を決して一人職員室の松田先生を訪ね、卒業までの一週間ブレイクダンスの基礎を学ぶ(分解・poppin・wave)。
2004 大道芸と出会う。かつて松田先生から習った基礎を思い出し、練習。暮れ、沖縄・美浜の路上に立つ。[写真]
初めての投げ銭はお父さんが子供に握らせた100円。
2005-2006 東京(池袋、新宿歩行者天国・京王前)・神奈川(相模大野・新百合ヶ丘・多摩センター)などを中心に芸をする。
2007 大道芸を中断し絵を描き歌をうたう、街中を命とともに歩く。自分自身が芸だ、と信じた日々。
2008 plan-Bにて田中泯の踊りと出逢う。井の頭公園を拠点に大道芸。
2009 国内外の大道芸フェスティバル・路上にて活動(2009-2016)[写真]
2012 息子が生まれたのを機に街頭にて踊り始める。きみが、ただ、生きているだけで嬉しい、と言いたくて。[写真]
plan-Bにて初めての単独踊り公演「おもいっきり吹くラッパ」
命の関わる場所へひたすら踊りに行く日々。自身が生まれた病院、戦跡、現代の歪みが表出している渦中・闘争現場、幼少期・青年期を過ごした場所、人間の淋しさが生まれたであろう場所、など。(2012-現在)
2014 plan-Bにて「調査土編」演出:田中泯、踊り:知念大地
2015 戦後七〇年、沖縄へ踊りの旅(著:沖縄旅行記)
2016 大道芸を辞め、埼玉県寄居の河原・秩父市芦ヶ久保の踊り場を拠点に活動を続ける。東北、オーストラリア他、踊りの旅(2016ー2019)。
2017 新宿路上や、幼少期を過ごした河原での踊りを映像に記録(監督:野澤和之、キャメラマン:堀田泰寛[土方巽「風の景色」])
2019 暮れ、踊る傍ら大道芸も再開。兵庫県豊岡市へ移住。
2020-2021 オドル日々。
つづく